講演会
受付終了

訴訟時代の医療人に求められるコミュニケーション
-「言葉」と「法律」-

講師
吉岡 泰夫稲葉 一人
開催日
2011年6月26日(日)10:00〜16:30
会場東京医科歯科大学歯科棟南4階特別講堂 (東京医科歯科大学歯学部事務棟4階特別講堂)

講師プロフィール

吉岡 泰夫

吉岡 泰夫先生

別府大学大学院文学研究科教授 / 日本語教育研究センター所長

稲葉 一人

稲葉 一人先生

中京大学法科大学院教授 / 久留米大学医学部客員教授

コース概要

 歯科でインフォームドコンセントという言葉を耳にしてから久しいですが、社会が医療人に求める資質はより高くきびしいものとなっています。歯学部の卒前教育でも、「知識、技能、態度」の修得とその到達度をみる試験がすでに標準化されています。  今回の講演会では、医学部の卒前教育でも講義を担当され、病院関係者の最近のベストセラー『病院の言葉を分かりやすく』に携わった吉岡先生と稲葉先生をお招きして、「言葉・医療・法律の専門家」からあえて歯科に特化した内容にこだわらない「医療人としての根本に関すること」をお話しいただきます。  日常診療での患者さんに対する心構えとして、先生方の診療所ですでにできていること、まだできていないこと、を吉岡先生の講演から再確認できるはずです。  法的責任がまったくないのに訴訟になることがある今の時代に、「事故を起こしても訴訟にならない場合」とはどんな場合なのか・・・そんなお話が元裁判官である稲葉先生から聴けるはずです。  よくある患者さん接遇やマナーセミナーとはちがった、もう一段「基の部分」が聴ける講演会です。

【講演項目】 吉岡講師 「患者さんと医療者の信頼関係・協力関係を築く 医療ポライトネス・ストラテジー」 1.もっとも医療不信を招くものとは 2.『病院の言葉を分かりやすく -工夫の提案-』を発刊するまで 3.「言葉が伝わらない原因」と「分かりやすく伝える工夫」の関係  ・専門用語の使い方の実際 4.インフォームドコンセントとインフォームドチョイスの違い 5.患者側が医療者に期待する敬語の使い方  ・「さん」とよびますか、「様」とよびますか 6.ポジティブ・ポライトネス・ストラテジーとネガティブ・ポライトネス・ストラテジーの実際 (動画) 7.ポライトネス理論を応用した医療コミュニケーション  ・都市型病院での実例 (動画) 8.電子カルテ時代の医療ポライトネス・ストラテジー  ・ノンバーバルコミュニケ-ション 稲葉講師 「社会の中での医療の条件 基本的戦略」 1.過去の講演で受けた医療者からの質問  ・謝ったら責任を認めたことになるのか?  ・医療事故を起こしたら、逮捕されるのか? 2.なぜ、医療者は法を学ばなければならないか  ・医療者の法に対する誤解を解きほぐす 3.学ばなければならない法律は何で、その範囲はどこまでか 4.医療における説明義務について  ・「同意書」の意義と功罪 5.医療事故だけが紛争の原因ではない  ・法的に責任がなくても、紛争は生じる 6.医療者の論理と患者さんの論理の違い  ・one of themとone of one 7.医療メディエーターの現場 いくつかの具体例から  ・医療者の説明がわかったのではなく、誠意が伝わった  ・医師は不満ではなく、不安を持っている  ・成果を求めて臨んだコミュニケーションは、成果が得られない  ・終わりたいと思った瞬間、話は長くなる 8.医療者が「医療者であり続ける」ための必要条件  ・医療者を支えるために  ・QWL(Quality of Working Life)という考え方
  • 歯科の分野で「インフォームドコンセント」という言葉を耳にしてから久しいですが、今も昔も、医療の現場では多かれ少なかれ患者さんに苦痛を強いる局面が必ず存在します。これは治療(キュア)の根本的な宿命であり、予防やメインテナンス(ケア)の重要性がいかに医療者側
  • 患者さん双方に滲透したとしても、日本の医療が仮にケア主体に変化したとしても、「ケアのみ」や「苦痛のまったくないキュアのみ」での歯科医療は成立しません。
  • 加えて、患者さんを取り巻く社会全体の「医療に向ける目」が変化している現在、「社会が医療人に求める資質」はより高くきびしいものとなっています。歯学部の卒前教育でも、「知識、技能、態度」の修得とその到達度をみる試験がすでに標準化されています。
  • 今回の講演会では、医学部の卒前教育でも講義を担当され、最近の病院関係者の間でのベストセラーである『病院の言葉をわかりやすく』に携わった吉岡先生と稲葉先生をお招きして、「言葉
  • 医療
  • 法律の専門家」から「歯科に特化した内容にこだわらない」「医療人としての根本の部分に関すること」をお話しいただきます。
  • 日常診療での患者さんに対する心構えとして、先生方の診療所ですでにできていること、まだできていないこと、を吉岡先生の講演から再確認できるはずです。
  • 「法的責任がまったくないのに訴訟になるがことある」今の時代に、「事故を起こしても訴訟にならない場合」とはどんな場合なのか
  • そんなお話が元裁判官である稲葉先生から聴けるはずです。
  • よくある「歯科医院向けの患者さん接遇やマナーセミナー」とはまたちがった、もう一段「基」の内容が聴ける講演会です。

お申込み

受付終了
(医師・歯科医師)料金20,000円
(医師・歯科医師以外)料金14,000円
当日徴収器材費不要
定員160
※この研修会の新規お申込みは受け付けておりません
申込方法について

お問い合わせ

電話03-3814-9824