講演会
受付終了

リグロスの正しい知識と正しい使い方
-標準的医療の1つとして育てるために-

講師
村上 伸也
開催日
2018年1月28日(日)10:00〜16:30
会場東京医科歯科大学歯科棟南4階特別講堂(旧事務棟4階特別講堂)

講師プロフィール

村上 伸也

村上 伸也教授

大阪大学大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座歯周病分子病態学

コース概要

 医療は日々進化しています。以前は治せなかった疾患が、新しい技術や薬品により、より良い治療成績が提供できる時代になりました。その中でも特に医薬品の進歩はめざましく、大きな進化を続けています。2016年末に新しい医薬品「リグロス」が歯科でも使えるようになりました。「リグロス」はヒトの細胞に直接シグナルを伝えるヒト型リコンビナントサイトカインをその主成分とし、再生を誘導する効能をうたった初の薬です。そして、その治療成績はエムドゲインを超えています。  今回この「リグロス」の研究開発を指揮した大阪大学の村上教授をお呼びして、教科書には書かれていない本当の「リグロス」のお話を聴くことができる講演会を企画しました。新薬の使い方だけではなく、開発コンセプトや研究実績、作用機序と臨床応用までの歴史を知る絶好の機会です。  患者さんのための新しい医療、聴いてみませんか。

【講演項目】 1.リグロス誕生に至る経緯 ・ヒト型リコンビナントサイトカインを用いた再生療法 ・先行医療機器としてのGEM21とINFUSE ・in vivoとin vitroでの研究 ・世界初の「再生」を効能にうたった薬 2.リグロスの薬理作用 ・生体反応を利用する ・工場で安定生産できるために ・作用機序を明確に解明できる理由 ・歯槽骨および結合組織性付着を再構築するために -FGF-2のもつ2つのアクション -幹細胞を増やす、環境をととのえる ・何をつくるのか -新生骨、セメント質、歯根膜、結合組織性付着 ・どんな細胞に作用するのか -未分化間葉系細胞 -歯根膜細胞 -血管内皮細胞 ・この作用は真実なのか -結合組織の治癒に関しては? -表皮の創傷治癒に関しては? -歯根膜細胞の分化に関しては? 3.臨床治験を通して学んだこと ・臨床治験とは -第I相試験 -前期第II相試験 -後期第II相試験 -第III相試験 ・リグロスの安全性を評価するために ・統計学的に“有意”なもの、“臨床上”有益なもの ・いままでの歯周組織再生用の医療機器と比べて -非劣性試験とは ・世界最大規模の治験 -日本全国25施設による267名の患者(後期第II層) ・処方箋医薬品の理由 4.正しく使用するために ・リグロスの禁忌症例 ・リグロスの適応症例 -上手く行きそうな症例、厳しそうな症例 ・使用前に混ぜる理由 ・リグロスの副作用をどう考えるか? -歯肉白色化、歯肉紅斑、歯肉腫脹、頭痛 ・臨床検査値の異常から -尿中アルブミン陽性、尿中β2ミクログロブリン上昇、尿中NAG上昇、CRP上昇 ・妊婦、産婦、授乳婦等への投与は ・小児への投与は 5.投与方法の実際 ・調整方法 ・根面はどこまできれいにするのか -生理食塩水でよく洗う理由 -唾液や血液で汚染される前に ・欠損底部からいれる理由 ・その用量 -どれぐらい入れたらいいのか -2種の用量の使い分け ・足場剤はいらないのか ・インプラントで使えるのか

過去の研修会アーカイブ

この研修会は既に終了しています。過去の教育実績として、研修会内容の詳細をご覧いただけます。

※ 申込受付は終了しております

お問い合わせ

電話03-3814-9824