講師プロフィール

小林 賢一先生
東京科学大学大学院高齢者歯科学分野講師
コース概要
すぐれた総義歯臨床家であり、すぐれたレビュアーである小林先生による講演会です。 総義歯治療は、喪失した歯牙、歯槽骨、顎堤粘膜、全てを補う究極の歯科治療とされています。 往々にして技術優先的な治療とみなされがちで、その治療法は様々なものが普及しており、情報の取捨選択が困難な状況であるともいえます。膨大な論文と多くの臨床によって裏付けられた、エビデンスに基づいた講演をお聞きください。 システマティックな総義歯臨床は、明日からの臨床に必ず役立ちます。
【講演項目】
1.総義歯のドグマ
・義歯に適応できない患者の存在
・患者のパーソナリティと精神心理学的要因
・義歯を新製しても食生活の改善を認めない
・顎堤条件が悪い患者は治療が困難となる
・複雑な術式、簡単な術式で総義歯を製作しても患者満足度に差はない
-フェイスボウトランスファーの有用性
・全部床義歯印象時に個人トレーは必須か?
-コンパウンドを用いた辺縁形成
・総義歯にBalanced Occlusion は必要なのか?
2.合理的な下顎総義歯の印象採得
・総義歯に必要な解剖学的根拠
・既製トレーの選択と調整
・アルジネート印象
-適切な機能運動(辺縁形成)が必須
・初心者が失敗する原因とその対処法
・総義歯印象法の歴史
・個人トレーの必要性と辺縁形成
・個人トレーの診査・調整
・総義歯に対する各種印象法
-粘膜加圧印象(Pressure impression)
-粘膜静止印象(Mucostatic impression)
-選択加圧印象(Selective pressure impression)
・術者の技量と印象術式
・プロフェッショナルとアマチュアの相違
・印象材の変遷と合理的な下顎舌側の辺縁形成
・個人トレーを使用しない印象法
3.総義歯とインプラントオーバーデンチャーの床縁形態は異なるのか?
・総義歯の床縁形態に影響を与える因子
・下顎総義歯の普遍的形態
・部分床義歯の床縁形態
・インプラントオーバーデンチャーの床縁形態
4.無歯顎患者のアンチエイジング
・総義歯に対する患者のニーズとその意識の変化
・義歯によるアンチエイジング
・患者の義歯に対するニーズ
・適切な咬合高径、リップサポートによるアンチエイジング
・口唇付近の解剖
・無歯顎状態に伴う形態的変化
・咬合高径の決定方法
・リップサポート
5.難症例への対応
・下顎骨吸収の分類
・ACPの分類
・総義歯の維持力
・解剖学的難症例
・軟組織の変位、変形とその対応
・フラビーガムの対処法
・機能的難症例としての舌後退位とその対処法
-舌後退位とその対処法
-催吐反射(Gag reflex)の原因とその対処法
-扁平苔癬の患者への対応
過去の研修会アーカイブ
この研修会は既に終了しています。過去の教育実績として、研修会内容の詳細をご覧いただけます。
※ 申込受付は終了しております
お問い合わせ
電話03-3814-9824
メールお問い合わせフォーム
