講師プロフィール

菊谷 武先生
日本歯科大学教授 / 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長
コース概要
認知症は進行性の症候群であり、各ステージでの症状があり、最後は命を失います。 「最近おばあ様変わったことないですか?」と家族に質問すると 「そう言われれば・・・思いあたることが・・・」 患者さんがまったく元気だった頃からのかかりつけ歯科医であれば、患者さんの変化に気づくことがあります。その変化が認知症の始まりであれば、早期に対応することで進行を遅らせることができます。 認知症患者には特有の「食べることの障害」があり、病名は同じ「摂食嚥下障害」であっても、原因によって、ステージによって、実態は異なります。そして将来必ず通院できなくなります。口腔清掃も自分ではできなくなります。 口腔の専門家として患者さんの家族やケアマネージャーなど多職種と話しができて、長期的な治療プランを立てられるためには、正しい知識が必要です。 歯科医師、歯科衛生士だからこそ知っておきたい、認知症のタイプや実態を踏まえた食環境の改善法、家族・地域への対応法など、患者さんの将来を見据えて、今どんな処置をすべきかが判る講演会です。 歯科医療従事者としての使命を再確認できるはずです。
【講演項目】
1.認知症を知る
・どんなときに、なにが起こるのか
・認知症は治癒しない病気
・残された時間を知る
・来たるべき運動障害の発現に備える
2.通院患者さんの認知症の始まりをとらえる
・外見、生活の変化をみる
・定期的に通う歯科医院だからこそわかること
-プラークコントロール、会計時、みだしなみ、アポイント
・かかりつけ歯科医だから家族に訊けること
-「最近、こんなこと、多くありませんか?」
3.歯科治療を受ける能力があるうちにやるべきこと
・口腔内環境の整備
・抜歯のタイミング
・義歯
4.認知機能の低下と運動機能の低下
・認知症タイプによるちがい
・アルツハイマー型、レビー小体型、パーキンソン症候群
・咀嚼機能=咬合支持×運動能力 という見方
・認知症が進行しても保たれるもの
5.認知機能障害からくる摂食嚥下障害(動画)
・実行機能障害と見当識障害
6.運動機能障害からくる摂食嚥下障害(動画)
・咀嚼様の運動を見極める
-舌と下顎運動の一体化
・摂食拒否様の行動を見極める
-口腔周囲の原始反射(咬反射、指を吸われる、歯ブラシをかむ)
7.地域包括ケアシステムの中で歯科が機能するために
・気づいて、つなげて、対応する
過去の研修会アーカイブ
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