講師プロフィール

宮新 美智世准教授
東京科学大学歯学部附属病院育成系診療科小児歯科
コース概要
「先生!転んで歯が抜けてしまったそうです」 外傷の子どもは突然やってきます。 子どもの年齢はさまざまですが、号泣するその子の歯の運命は受傷後最初に対応する先生にかかっています。 子どもの外傷の処置には、しっかりした病態の把握と応急処置、その後の治療と成長を考えた長期にわたる管理が重要です。成長を考えた治療、管理は、「その子の将来」に大きく影響します。 本セミナーは、受傷した子どもの何を診なくてはならないかから始まり、治療方法を系統だててお伝えし、長期の経過観察の症例や、外傷歯説明用のTMDU製3D透明模型を用いた家族への説明法をお話しいただきます。 子どもは先生の目を見ています。外傷が来たときに慌てないで、号泣する患児でも冷静に自信を持って処置できるようになってください。
【講演項目】
1.外傷歯の分類と治療法
・宮新の分類
・外傷歯におきていること
・ペリオ、カリエスでは出てこない視点
・外傷に独特な損傷
2.応急対応
・何をおいても即対応すべきケース
・後でゆっくり対応すればよいケース
・脳外科的注意点
・眼科的注意点
・小児科的注意点
・患者満足度を上げる外傷歯説明用のTMDU製3D透明模型
・外傷の予後を左右する歯科衛生士の役割
・応急処置とGolden time
-脱落
-切れた
-破れた
-ゆれる
-Home Care
3.外傷歯の術後合併症と長期予後
・脱落歯の歯髄の予後
・後継永久歯への影響
・歯周組織損傷と合併症発現率
・硬組織損傷と合併症発現率
・損傷の治癒過程と治療 -外傷後の経時的変化
-1時間、1日目、3日目、1週間、2週間、1か月、2か月、3か月、6か月、1年、5年
・合併症が出つくす時期
・定期検査はいつまでするのか
4.外傷歯の歯内療法
・成功率を上げる歯髄切断
・水酸化カルシウム製剤
-成人の歯内療法とは異なる注意点
・アペキシフィケーションには何を使うと良いのか
・根尖への充填には何を使うか
5.小児の外科的歯内療法
・外科療法の実際
・意図的再植
・歯根吸収の病理分類と治療
・歯根吸収への外科療法
6.歯根破折
・治療の成否を分けるもの
・元の歯のようにもどす
7.再植
・歯髄を生き延びさせる秘訣
・歯根吸収を防ぐ
-歯内療法のタイミング
-病的歯髄所見、脱臼との関連
8.固定
・何を使うか
・いつ外すか
・どう外すか
9.小児歯科専門医からのメッセージ
・成長発育にあわせたマウスガード
・医科との関わり
-全身麻酔、気管内挿管、内視鏡、チュービング
・子どものいろいろなけが
-エアーバッグ、遊具
過去の研修会アーカイブ
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