講演会
受付終了

歯根破折 Science & Technique
-割れないように 割れてもあきらめない-

講師
菅谷 勉二階堂 徹
開催日
2015年2月8日(日)10:00〜16:30
会場東京医科歯科大学1号館西9階特別講堂

講師プロフィール

菅谷 勉

菅谷 勉准教授

北海道大学大学院歯学研究科口腔健康科学講座歯周・歯内療法学教室

二階堂 徹

二階堂 徹講師

東京科学大学大学院医歯学総合研究科 / 口腔機能再構築学系専攻摂食機能保存学講座う蝕制御学分野

コース概要

 日常臨床で、我々は“歯根破折”に高頻度で遭遇します。  う蝕・歯周病の予防が進んだ今、歯の喪失原因として破折はますます重要な問題になっています。  歯の保存は大事と誰もが認めながらも、破折となれば即抜歯と判断されることがまだまだ多い現実があります。  歯根破折が起こってもすぐにあきらめてはいけません。  最先端の接着歯学・歯内療法学・歯周病学の研究に裏付けられたサイエンス、そしてそれらを活かすテクニックを学べば、抜歯を回避し延命できる歯があります。  そして、そもそも歯根破折のリスクを減らすために必要なことは何でしょうか。長年歯根破折に取り組んできた両先生の言葉が、その答えを導いてくれます。  “歯根破折を診る眼”が変わる講演会になるでしょう。

【講演項目】 1.エビデンスに裏づけられた接着治療―う蝕治療ガイドラインから ・歯髄を残すために -コンポジットレジンによるMI修復 -歯髄温存療法 -シールドレストレーション ・失活歯に対するMI修復 -アクセルソン論文の結論から -ガイドラインからみる失活歯に対するコンポジットレジン修復の限界 ・破折を防ぐための戦略 ・失活歯のより大きな欠損に対して -レジンコア、ファイバーポスト、メタルコア ・私の考える優劣 -フェルールのあるなしで考え方を変える  2.そもそもの歯根破折の原因から考える ・クラックが入る時期 ・ポストの材質と接着 ・フェルールや根管壁の厚み ・フェルールやポストとは無関係の要素 ・歯頚部から割れる歯と根尖部から割れる歯の違い -頬舌に割れる、近遠心に割れる -歯種、方向、ポストの長短 3.垂直歯根破折後の歯周組織をみると…動物実験から ・破折間隙の感染 ・プロービングデプスが深くても歯周病とは違う ・破折からの期間で変わる病態の変化 4.垂直歯根破折治療の基本-2つの方法 ・破折間隙の大小、根面の汚染で変わるアプローチ法 ・根管内からのアプローチ -過剰切削を避け確実に清掃する -エンドメーター付き超音波スケーラー(ソルフィーF) ・再植-口腔外での清掃接着 5.歯根破折で重要な接着の基本 ・Super Tooth ・切削方法によるスミヤー層の違い ・歯冠部と歯根部の象牙質構造の違い ・接着強度を左右するもの -タービンオイル -根管治療薬 -caries-affected dentin       6.破折治療唯一の接着材料-スーパーボンド ・MMA―TBBレジンの特質 ・水分のある界面からの重合  ・重合速度のコントロール ・筆積み法と混和法の使い分け ・破折部にはどちらを使うか ・接着耐久性 ・動物実験からわかる生体親和性 7.再破折症例からわかること ・再破折はどこではがれるのか ・歯根の再破折を回避するための注意事項 ・出血のコントロール  8.予後 ・予後を左右する因子 ・歯頸部からの破折と根尖部からの破折 ・メインテナンス

過去の研修会アーカイブ

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