講師プロフィール
藤田 紘一郎先生
人間総合科学大学教授/東京科学大学名誉教授
コース概要
アレルギー病とは、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症などIgE抗体が関与する疾患群をいいます。このアレルギー病が最近急に増えて参りました。たとえば10歳以下の子どもでは約40 %がアトピー性皮膚炎ですし、花粉症には日本人の5人に1人が罹っています。 しかし、この病気は40年前にはなかった病気です。アレルギー病は回虫や細菌、ウイルスなどの微生物とつきあっていると発症しにくくなることを私たちは研究で明らかに致しました。これらの微生物を排除した「キレイ社会」がアレルギー病の発症を促進していると思うのです。 アレルギー反応は免疫機構のうちTh2が関与し、癌はTh1が関与することがわかっています。「キレイ社会」はTh1も弱めて、癌が発生しやすい環境にしているのです。それでは免疫力を強め、癌にかからないようにするにはどのようなことが考えられるのでしょうか。 その鍵は腸内細菌叢がにぎっていることがわかりました。腸内細菌叢のバランスよい環境がT細胞を刺激し、キラー細胞を出現させたり、Th1を増殖させ、癌の発生を抑えていることがわかったのです。腸内細菌叢のバランスを保つためにはまず食事です。野菜、穀類、豆類、果物などの植物性の食品を中心とした「手作り」の食事が大切です。細菌類を殺してしまうような防腐剤入りの食品や抗生物質や殺菌剤の混入した食品をとらないことが必要なのです。そして、笑うことや自然に触れることも重要です。 この講演では、アレルギーやがんに関わる免疫力と自然との共生・生活環境との関連について話してみたいと思います。
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